黄色人種は、成長してからも亀頭が包皮で覆われたままのことが多い。
これは、黄色人種が、白色人種または黒色人種が幼児形態のまま成人した、いわゆるネオテニー(幼児成熟)なのではないか、という生物学上の説の、ひとつの証明になっているということのようだ。
黄色人種中でも特に日本人にはこの例が多く、ある統計では3人に2人が、この皮かむり、いわゆる包茎であるという報告がなされている。
こんな日本人の事情がある中、江戸時代を見てみますと、遊郭で遊んだ男性は、性病感染を予防するために包皮口をつかんでふたをし、その中に尿を満たして洗うという方法がとられていたとのこと。
これはかなり有名な話らしく、 これを「ふくろしょんべん」と言い、江戸期の町人の多くが包茎で、それをあたりまえと考えていた証拠であろうと思われます。
また、日本人にいかに包茎が多いかは、その状態を指し示す言葉が非常に豊富であるということが何よりの証拠。
越前マラというのは、江戸時代、越前福井藩の槍には熊の皮の毛皮がかぶせてあり、“越前の皮かむり槍”として有名であったことから、皮かむりの代名詞となったものであるという。
その他、お包み、きつね、きぬかつぎ、虚無僧、こもかぶり、さといも、すっぽん、すぼけ、どてら珍宝、頬かぶり、みのむし、目無し棒、らっきょうなどなどといった言葉にいとまがない。とはいえ、包茎が愛されていたとはやはり言えないようで、昔もいまも皮かむりは馬鹿にされ、それをコンプレックスとしていた者も多いようですね。