米国では宗教との関連ではなく、衛生上の理由および子供の自慰行為を防ぐ目的などの名目で19世紀末から包皮切除が行われるようになり、特に第二次世界大戦後、病気(性病、陰茎ガンなど)の予防に効果があるとされ、普及するようになった。
また、医療従事者に割礼を行う宗教の信徒が多く、包皮切除に対する違和感が低かったため、という指摘もある
または、「マスターベーション(自慰)」を減らすという理由で包茎手術が普及したのではないかとの説もあります。デリケートな包皮部分を切除することによりマスターベーションを減らす意図だそうです。
マスターベーションは人間の生殖に関わりないためキリスト教的な考え方とは反する、なお、マスターベーションに使うエネルギーがあるならもっとと他のことに使えという意味合いなようです。
なお英語で包茎をUncut/Uncircumcised(切られている・割礼されてない)と呼び、悪い印象は一切ないとのこと。
現在でも、イタリア人などは仮性包茎で堂々としているようです。現在のことが分からなくても、ダビデ像を見ればイタリア人の包茎にたいするメンタリティはうかがい知れるのではないでしょうか。
仮性包茎はヨーロッパでは普通であり、恥ずかしい事でない。なぜならギリシャ彫刻など、すべて包茎で、それを小さい時から見ているヨーロッパ人はそれが大人の普通モノという概念を持っているようです。