包茎手術では、傷跡が残らない手術はないようです。
しかし、医学的に不要な、見た目を「良く」する手術でありながら、かえって見た目が悪くなってしまうという被害が頻発しています。
あまりにも傷跡がみにくいという被害も多くあるようです。また、縫合が不充分であった為、傷口が開いたという例も聞きます。
傷跡だけでなく、色や形の問題もあります。
包皮の内側の粘膜皮膚(ピンク色の所)と外側の硬い皮膚(黒褐色の所)は色が違い、通常は色が徐々に変わっていくよですが、包茎手術をした場合、その途中の部分が無くなるわけですから、色が急激に変化する事になります。
それが、いわゆるツートンカラーです。
ツートンカラーであるだけではなく、皮の取り方がアンバランスで変な形になる危険性もあります。
また、皮を切る長さも問題で、勃起時を考えて、皮を余らせる方式の場合、結局は中途半端な包茎と同じということになります。また、勃起時を考えず皮を多めに切る方式の場合、皮が足りずにとても痛いという結果も多く報告されているようなので信頼のおける医師に執刀してもらうのが納得いく包茎手術といえましょう。
見た目だけではなく、機能面で問題が起こる事もあります。
性感帯を傷つけられ感じなくなったという例も多く聞きます。この件に関して、多くの医師は手術との因果関係を否定しています。別の病気が原因であるとする医師もいます。しかし、その症状が手術を契機に出てきたのは間違い無い場合が多いようなので医師の過失問題は見逃せません。
以上のような諸問題には、精神的な要因によるものもあります。したがって、時間がたてば改善する場合もあるようです。しかし、その危険性を告知しない医療機関は疑うべきでしょう。