包茎手術がエイズ予防になるという新たな発表がされたようです。 特に途上国の方々にとっては深刻な問題であろうエイズ問題におおいに 期待できそうな予防策です。
国連合同エイズ計画(UNAIDS)と世界保健機関(WHO)の合同専門家会議は2007年3月28日、包茎手術がエイズウイルス(HIV)感染を減少させる効果があるとして、包茎手術をエイズ予防策の一つとして正式に認定した。
専門家会議は、包茎手術でエイズウイルスが感染しやすい細胞が多い包皮を除去することによってHIV感染率を減少させることができるとしている。しかし、包茎手術だけではHIV感染率が減少するだけであり、コンドームがエイズ予防において重要なことは以前と同様だとしている。
ユダヤ教などの男の子に施すことが多い割礼にはウイルス感染防止効果があると長年言われてきたが、この効果を証明したのが2006年12月に発表された米国立衛生研究所(NIH)の包茎手術によってHIV感染率が半減したという研究結果だった。この研究結果をうけて、合同専門家会議がエイズ予防策としての包茎手術導入を検討していた。
NIHがケニアとウガンダで実施した研究では、包茎手術(割礼)をしたグループと包茎手術を2年遅らせたグループではあまりにもHIV感染率に差が生じたことから、研究者達が倫理的な問題もあるとして研究を途中で中止してしまったというエピソードがある。
包茎手術の有効性が認定されたことから、エイズの予防手段がこれまでのコンドーム使用に包茎手術が加わることになるが、これをどのように実施するかはこれからの課題である。